Archive for 11月 2011

巨大グリッドからエネルギーを解放する
極小テクノロジー。


私たちが抱える地球規模の心配事の多くは、エネルギーと電力の問題を中心としています -- いかにコントロールするのか、どうやって対価を支払っていくのか、このまま燃やしつづけて良いのか…

投資コンサルタントとしてならしていたジャスティン・ホール・ティピング氏は2000年、故郷コネティカット州ほどもある巨大な氷山B-15が南極大陸から分離したという報道に強いショックを受けました。

「これよりもっとマシなエネルギー供給方法はないものだろうか」

彼は長年ベンチャー・キャピタルで事業投資に従事してきた経験を生かし、極小スケールのエネルギーについて研究をしている大学やラボを資金援助をする投資ファンド、ナノホールディングスを設立しました。発電、送電、蓄電、資源の保全の4つの部門で、最先端の科学技術、ナノテクノロジーを応用し、根本から新しいエネルギーのあり方を探るためです。

資金的に大きなリスクを伴う事業ですが、ここから見えてきた可能性は実に驚くべきものでした。

2011/11/24 by Tate Slow
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太陽と木とフィボナッチ数と少年。


森を歩いていた少年に訪れたあるインスピレーション。自然のデザインに対する彼の飽くなき探究心が、ソーラーパネルの発電効率を大きく向上させることになるかもしれません。

2011/11/14 by Tate Slow
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果てしない荒野へ。
全翼機と飛行船の混血航空機、ソーラーシップ。


今や世界中に空港が整備され、あらゆる国で道路網も発達しましたが、実は空港は点と点を結ぶだけ、道路は線上の移動を可能にしただけで、地球にはまだまだ到達困難な“面積”が広く残されています。こうした僻地には、まだ発見もされて無い貴重な動植物が生息していたり、戦争や開発で土地を追われた人々や、絶滅が危惧される動物たちが逃げ込んできて、ひっそり暮らしていたりします。

このような荒野や砂漠、ジャングルや湿地帯などで、医薬品や食料、患者や研究者を搬送するロジスティクスを確立するには、軍事作戦なみの大規模オペレーションを定期的に実施するか、環境破壊を伴う大規模なインフラ整備を行う必要があります。

今はまだ…

2011/11/10 by Tate Slow
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