自由へ。感じるままのフリーダイビング。

エモーショナル・フリーダイビング

It's about keeping the mind at ease, taking a deep breath and letting your self fall into the ocean.
いかに心を穏やかに保ち、深く息を吸って、海に身を任せ、ただ落ちて行けるかにかかっている。

フリーダイビングは、肺いっぱいに吸い込んだ空気だけをたよりに、水中深く潜っていく“スポーツ”とされています。

デンマークのフリーダイバー、クリスチャン・アープハンセン氏とトニ・マーティン・ドブランスキー氏は、今までにないエモーショナルで神話的な視点でフリーダイビングを映像化しました。タイトルは“WEIGHTLESS - Emotional Freediving”。この美しいショートフィルムはYouTubeで公開されています。

クリスチャン・アープハンセン氏は写真家、トニ・マーティン・ドブランスキー氏は音楽家としての活躍もしています。

For a long time we were asking our selves why the internet did not have any videos of freediving as an emotional experience - something like 'Le Grand Bleu' by Luc Besson. Every clip on YouTube had something to do with a stop watch or a long rope.
なぜネット上には、純粋に感動的な経験としてのフリーダイビング映像がないんだろう…リュック・ベッソンのグラン・ブルーみたいな、ってずっと疑問だったんだ。YouTubeにアップされているフリーダイビングの映像は、どれもストップウォッチかガイドロープが出てくる。

重力から自由に、呼吸から自由に、義務から自由に、思考からも自由になり、海の思うまま、穏やかに深く潜る。かつて人間の肉体は30数メートルの深さが限界だと考えられていましたが、フリーダイビングはその常識からも自由になりました。

フリーダイビングを“スポーツ”と呼ぶのは抵抗があります。ルールへの徹底的な服従と強欲な争い -- “スポーツ”という言葉から想起される、偏執な矯正とマゾヒスティックなヒロイズムとは、真逆な気がするからです。むしろ、行為のアートとか瞑想テクニックと考えるほうがずっとしっくりくる気がします。


Shouldn’t we do something more adventurous? Make a project together. Go travelling!
もっと冒険しないか? いっしょに何かやろう。旅にでるんだ。

Christian & Toni

Source: WEIGHTLESS - Emotional Freediving


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パット・メセニーが、よいタイミングでシェアしてくれたので、おまけです。

2011/07/29 by Tate Slow
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