ラベル の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

ジェーン・グドール博士による、ある霊長類の観察記。

Photo: Jane Goodall's Wild Chimpanzees
Jane Goodall pant-hooting with chimpanzee - Michael Neugebauer

今からちょうど10年前、2002年に開かれた、ジェーン・グドール博士の講演の映像です。博士が1960年からアフリカでのフィールドワークを通して観察してきた霊長類は、どうやらチンパンジーだけではなかったようなのです。

グドール博士の講演は、いつも“チンパンジー語”のあいさつ、“パント・フーティング”から始まります。

2012/02/08 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

情報テクノロジーが切り開く、民主的で公平な銀行の可能性。


著名な宇宙物理学者、フリーマン・ダイソン氏を父に持つ、科学史家のジョージ・ダイソン氏。
マリワナのトラブルで、16歳で家出しカナダのブリティッシュ・コロンビア州のベルカラの海岸に住み着き、そこで自給自足しながら、現代的材料を使って美しい伝統的なカヤックを手作りしていたことで有名です。
そんなダイソン氏が、Google規模の情報テクノロジーサービスと、本来あるべき銀行の姿について語っているインタヴュー映像がありました。
ソーシャルメディアなどに目を奪われがちですが、情報テクノロジーが本当はどういうもので、どこに向かおうとしているのか。
とても洞察に溢れた内容です。

2012/01/23 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

フライデーに学ぶ、資本主義無き市場経済。
ゲゼル版ロビンソン・クルーソー物語。

シルビオ・ゲゼル(帽子の老人) 『リング - 革命的若者たち』にて
1926年 ドイツ・カッセル
Photo: SILVIO-GESELL.DE


お金。
生活を支えるために必要不可欠なものです。
でも“お金”とはいったいなんなのでしょうか?

交換価値でありながら、変動する単位自体が取引対象であり、価値の保存だけではなく、投資すれば利子を産みだす ―

どうやら、お金の定義と実態は、大きくくい違っているようなのです。

2012/01/08 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

支配から共生へ。
自然の緻密なデザインに倣う、森の農園。

Photo: Stevil

一見若い森に見えるこの場所は、実は農園なのです。

所有地に単一の作物だけを植え、“合理的”に工場化していく現在の農業。
100年以上も続くこの方法を改め、素直に自然の森の緻密なデザインを模倣したら、もっとずっと豊かな農地をつくれるのかもしれません。

2011/08/03 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

大都会に迷い込んだある生きものに届いたメッセージ。


渋滞した大都会の裏通り。小銭稼ぎにパトカーのフロントガラスを掃除しようとする少年を、警官がしかります。

「やめてくれ。昨日も言ったろう。もうストリートになんか来るんじゃない」

小遣いを渡し、不安そうな面持ちで少年の後ろ姿にため息をつく警官。そのとき彼は、雨煙の中に不審なものを目撃します…

2011/07/29 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

ジョン・ケージの“演奏しない音楽”とその演奏者たち。

ジョン・ケージのケージ・スマイル(啓示スマイル)
Photo: NPR

ジョン・ケージ氏が1952年に作曲した曲、4'33は、4分33秒にわたって、なんの楽器も演奏しない曲です。でもそれはただの無音なのでしょうか? ローレンス・フォスター指揮、BBC交響楽団よる演奏です。

2011/07/19 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

バーでモテたい人のための正しい飲み友達の選び方。

トムとジェリー、どっちが魅力的?

人間は、自由意志を持ち、正しい決断をする能力がある、と思っていましたが、どうやらそれは間違いだったようです。

2011/07/17 by Tate Slow
Categories: | Leave a comment

オーガニック・ミルク所持で逮捕される日。
食糧危機と遺伝子組換え食品。

オーガニック食品店に銃を構えて突入する警官たち

2010年8月22日、カリフォルニアのヴェニスにあるオーガニック食品店に警官たちが突入しました。監視用カメラがとらえた映像には、銃を向ける警官たちの緊迫した様子がはっきりと映っています。彼らの目的は、未処理のオーガニック・ミルク、でした。

2011/07/15 by Tate Slow
Categories: , , | Leave a comment

五音音階のパワー。
メロディーはプリインストールされているか。

ボビー・マクファーリン「五音音階のパワー」 - ワールド・サイエンス・フェスティバル 2009

霊長類の中でヒトほど多彩に音声を使いこなす動物はいません。声帯や口腔を使った発音の膨大なバリエーションは、複雑な単語や言語を可能にしました。そして声や楽器による音の高低強弱有無をリズムと組み合わせた音楽は、知る限り世界中のあらゆる文化に必ず存在しています。そしてそれらはどちらも、ヒトとヒトのかかわりから生み出されたものです。

かかわりである以上、相手と共通のプロトコルのようなものが必要になります。言語の場合それは単語や文法、慣習で、社会文化によって醸成されるものですが、音楽の場合はなにがそれにあたるのでしょうか? そもそもなぜヒトは音楽にノルことができるのでしょう?

2011/07/01 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

閉じ込められたアーティストを路上に解き放て!

ミック・エベリング氏のアイウェア

かつて貴族階級に独占されていた芸術を、路上に解放した現代のストリート・アーティストたち。そのひとり、TEMPT氏は、不治の奇病ALSによって全身麻痺となり、7年前から活動を停止せざるを得なくなっていました。

そのことを知ったエベリング・グループ (The Ebeling Group)というNPOの創業者、ミック・エベリング氏は、専門家でもなんでもない有志たちとともに、既成概念に拘らない自由なアイデアと行動で、彼をふたたび路上へと解き放ったのです。

2011/06/29 by Tate Slow
Categories: | Leave a comment

お客さんはカラスたちな自動販売機。

カラス用の自動販売機
Photo: カラス用の自動販売機 - A Vending Machine for Crows

優れた知性同士なら、衝突や競争のような前時代的でプリミティブな関わり方を捨て、種族を超えて協調することもできるのかもしれません。

2011/06/23 by Tate Slow
Categories: , | Leave a comment

学校。標準化、隷属化のためのシステム。

学校は創造力を奪っている

子どもの可能性を削ぎ落とし、ひたすら社会のために標準化する教育体系から、多様な創造性をはぐくむ教育体系にシフトしなければならない - ケン・ロビンソン卿の、ユーモアと深いメッセージに溢れた講演です。

2009/05/15 by Tate Slow
Categories: | Leave a comment

64億キロ彼方に浮かぶ青白い0.12ピクセル。

Photo: NASA/JPL

カール・セーガン氏の有名な詩、“A Pale Blue Dot”を本人が朗読したオーディオブックからの抜粋です。なるべく意訳したり順番を変えたりしないように気をつけて日本語訳してみました。

2009/05/11 by Tate Slow
Categories: , , | Leave a comment