バックミンスター・フラーが発明した、通称「ダイマクション・マップ」とよばれる世界地図です。地形をなるべくゆがませずに正確な面積を得られるよう、球にいちばん近い正多面体の正二十面体に地図を投影し、陸地をひと続きのままに展開した有名な地図です。
方角と位置関係を把握するためにつくられた普通の地図と違って、“方位”が無視されているかわりに、各地域の面積や形をより正確に把握することができます。この地図からは、地球の陸地は実は大洋に囲まれた一続きの“島”であることが見て取れます。
投影法について説明しているバックミンスター・フラー氏。
上は、NOAAの衛星写真から雲の無いものを何百枚も選んで構成したダイマクション・マップ。
写真の上に標高地形あらわすための影が加えられています。
写真の上に標高地形あらわすための影が加えられています。
こちらは陸地の代わりに、陸に囲まれたひと続きの海洋を見ることのできるように展開したものです。
フラー氏が考案したワールドゲームのワークショップに参加する子どもたち。