Eric Raymond氏が1990年の8月、21のフライトと総計121時間の飛行時間でアメリカを横断に成功したソーラー・モーターグライダー、Sunseekerが、Sunseeker IIに進化しました。
サンヨーの助けを借りて作成された初代のSunseekerは、機体にソーラーパネルを接着した構造で、雨に濡れると感電する(!)という欠点があったのですが、2代目は、ソーラーパネルそのものをストラクチャーに取り込んでパネル面積も大幅に増やされているほか、独自の“ぐらつく”プロペラを採用して、振動を大幅に抑えてることに成功しています。モーター出力は2倍になり、離陸時には搭載された4つのリチウム・ポリマー電池から電力を供給する仕組みになっています。
グライダーですから、いったん上空に上がれば、あとは上昇気流と太陽光を追いかけて飛び続けることができます。
太陽光で飛ぶモーターグライダーで、夏を追いかける。
2009/04/12
by Tate Slow